PCネットワークサポートブログ
2026.05.29
まさか新宮で熊が出た話と、AIにファイルを任せすぎると痛い目を見る話
五月も後半に入り、山の緑が鮮やかになってきましたね。
ハイキングや登山が気持ちいい季節ですが……今年は少し事情が違うようです。
さて本日の話題はこちら。
「熊、出ました。新宮町で。」
そして、もう一つ。
「AIにすべて任せていたら、大事なファイルが消えるかもしれません。」
どちらも笑えない話ですが、最後までどうぞお付き合いください。
まさか新宮で熊が出るとは……知人の実録レポート
少し前のこと、知り合いから連絡が来ました。
「山の中で熊を見た」
……いや、えっ?
聞けば、兵庫県新宮町の山中でリアルに熊と遭遇したとのこと。目撃者の証言によると体長はおおよそ1m程度。幸い距離があったため事なきを得たそうですが、「いや待て、新宮やぞ?」と思わずスマホを二度見しました。
熊の目撃情報といえば、私のイメージでは同じ兵庫県内でも佐用町や宍粟市あたりの話。「あっちは山深いし、まあそういうこともあるよな」くらいに聞き流していたのが正直なところです。
しかし翌朝、今度は周辺に住む別の方からも「うちの近所で熊を見た」という話が出てきました。2件の目撃が異なる人物・異なる日時に発生していることから、1頭以上の熊が新宮町周辺に定着している可能性があります。「なんとなく大丈夫やろ」は、もう通用しないかもしれません。
熊と遭遇しないための基本的な対策
念のため、山歩きや山際での作業をされる方へ基本的な確認事項をまとめておきます。
熊鈴・ラジオ:音で存在を知らせ、不意の遭遇を防ぐ
複数人での行動:単独での入山はできるだけ避ける
早朝・夕方の注意:熊の活動が活発になりやすい時間帯
ゴミ・食べ物の管理:においで引き寄せないよう密閉保管
地元の情報を確認:市町村や猟友会の目撃情報をチェック
「佐用ならまだしも」という感覚、そろそろ捨てたほうがよさそうです。
AIがファイルを操作できる時代になった。でも、ちゃんと見てますか?
少し毛色の違う話をします。
最近、「ファイル操作型AI」が急速に増えてきました。ファイル操作型AIとは、ユーザーの指示に基づいてローカルPC上のファイルの作成・編集・削除・移動を自動実行できるAIのことです。このブログを書いているCowork上のClaudeもその一つで、会話するだけでなく、パソコンの中のWordファイルやExcelファイルを直接編集したり、フォルダを整理したりといったことができます。
便利です。本当に便利なんですが……。
正直に言います。「丸ごと任せる」は危ないです。
AIはあなたの言葉通りに動きます。良くも悪くも。
AIは指示された内容をそのまま実行しようとします。「このフォルダのファイルを整理して」と頼めば、整理します。「古いファイルは削除していい」と伝えれば、削除します。
怖いのは、AIが「古い」「不要」をどう判断したか、あなたには見えていないことです。気づいたら「あのファイルどこいった?」ということが、普通に起こりえます。
「重複ファイルを削除して」と指示した結果、AIが"重複"と判断した基準がユーザーの認識とズレており、必要なファイルが削除された
「フォルダ名を整理して」と指示した結果、参照先のパスが変わって別ソフトが起動しなくなった
「古いバージョンをまとめて」と指示した結果、まだ使用予定だった旧版ファイルが削除された
上記3例はいずれも「AIが悪い」というより、実行内容を確認せずに丸投げしたことが原因です。熊のいる山に無音で分け入るのと、構造としては同じですね。
ファイル操作をAIに任せるときの3つの心がけ
① 実行前に「何をするつもりか」を確認する
「やっておいて」ではなく、「まず何をするか教えて」と一言添えるだけで、予期せぬ動作をかなり防げます。
② バックアップを先に取る
どんなに優秀なAIでも、消えたファイルは戻しません。OneDriveやUSBドライブへのバックアップを済ませてから作業させましょう。
③ 完了後に「何をしたか」を確認する
「なんか上手くいったっぽい」で終わらせないことが大切です。AIが実際に何を動かしたか、一度ざっと確認する習慣をつけておくと安心です。
まとめ:想定外は、いつも突然やってくる
テーマ 教訓
新宮町の熊目撃 「近所には出ない」という思い込みを捨て、山際では基本対策を
AIのファイル操作 便利さに任せきりにせず、バックアップと動作確認を習慣に
熊の目撃事例も、AIによるファイル操作のリスクも、共通しているのは「まさか自分には関係ないやろ」という油断から始まっているという点です。備えるのは、何かあってからでは遅いんですよね。
AIの活用が進むにつれ、「うちの会社のデータ、ちゃんと守れてるかな?」と不安になる場面も増えてくるかと思います。バックアップ体制やAIツールの使い方についてお悩みがあれば、ぜひ一度ベンハウスへご相談ください。熊よりは怖くない話で、お待ちしています。







