PCネットワークサポートブログ
2026.07.10
夏場はPCが壊れやすい?知っておきたい「熱」とパソコンの関係
毎年夏になると、「パソコンの調子が悪い」「急に電源が落ちる」といったご相談が増える傾向があります。実はこれ、季節特有の"熱"が大きく関係しています。今回は、夏場にPCの故障リスクが高まる理由と、今日からできる対策についてご紹介します。
なぜ夏はPCが壊れやすいのか
1. 室温の上昇がそのまま内部温度の上昇につながる
パソコンは内部の熱を外に逃がすことで正常に動作しています。しかし室温そのものが高い夏場は、排熱がうまく進まず、内部温度がどんどん上昇してしまいます。特にエアコンの効かない部屋や、直射日光が当たる場所に設置されたPCは要注意です。
2. CPU・GPUへの負荷と熱暴走
CPUやGPUは高温になると処理速度を自動的に落とす「サーマルスロットリング」という機能が働きます。動作が遅くなるだけならまだしも、温度管理が追いつかないと強制シャットダウンや、最悪の場合は基板・部品の劣化につながることもあります。
3. ホコリによる冷却効率の低下
冷却ファンやヒートシンクにホコリが溜まっていると、風の通り道がふさがれて冷却効率が大幅に下がります。夏はもともと熱がこもりやすいうえに、ホコリの影響が重なることで一気に故障リスクが跳ね上がります。
4. バッテリーやコンデンサの劣化促進
ノートPCのバッテリーや基板上のコンデンサは、高温環境に長時間さらされると劣化が早まる性質があります。「去年は平気だったのに、今年は膨張してきた」というケースも、夏の暑さが影響していることが少なくありません。
5. 結露のリスクも意外な盲点
冷房が効いた部屋に、外の暑い場所からPCを移動させると、内部で結露が発生することがあります。結露は基板のショートを引き起こす原因にもなるため、見落とされがちですが注意が必要なポイントです。
今日からできる夏場のPC対策
- 設置場所の見直し:直射日光や、エアコンの風が直接当たらない場所を選ぶ
- 通気口をふさがない:壁際やカーペットの上に直置きせず、風の通り道を確保する
- 定期的な清掃:排気口やファン周りのホコリを月1回程度エアブロワーなどで除去する
- 室温管理:PCを使う部屋はできるだけ25〜28℃程度を目安に保つ
- 温度モニタリングソフトの活用:CPU温度を可視化できるツールを入れておくと異常に早く気づける
- ノートPCは特に注意:布団や柔らかいソファの上での使用は排熱を妨げるため避ける
夏場のPC不調やトラブルは「気のせい」ではなく、温度上昇という明確な原因があることがほとんどです。ちょっとした環境の見直しや定期的なお手入れだけでも、故障リスクは大きく減らせます。
「最近PCの調子がおかしいかも」「ファンの音が急に大きくなった」など、気になる症状がある場合は大きなトラブルになる前に一度ベンハウスへご相談ください。







