PCネットワークサポートブログ

2023.05.10

エディション?

GWも明け、皆様精力的に業務に励んでいることと思います。
日中の気温もどんどん上がってきており、既にクールビズを始めているところも多いのではないでしょうか。
弊社もクールビズが始まっており、身軽な格好でお伺いすることもあるかと思います。
私自身もクールビズが大好きで、暑さも当然ですが、重たいスーツの上着を脱げて肩コリ首コリが多少は軽くなったり、割と良いことが多いと思います。欠点といえば、ポケットの数が減ってしまうことと、食事のときに汚さないか気を使うぐらいでしょうか。
因みに私はワイシャツのサブスクというやつを活用しています。洗濯やアイロンがけ不要で毎月ワイシャツがローテーションで送られてくるというサービスです。気になる方は検索してみてください

さて、巷で話題沸騰のAIですが、マイクロソフトがChatGPTを導入して検索エンジンBingで活用したり、Microsoft365の機能の一部として取り入れると発表されたり、その動向も気になりますね。
特に「Microsoft 365 Copilot」と言う機能は、Officeアプリ(WordやExcel等)で適当に何かを打ち込んだあと、「なんかいい感じに仕上げといて」レベルの指示でかっこいい資料が作れたりする凄いものっぽいです。
PowerPointのデモでは、「娘のターシャの高卒祝いプレゼン作って。なんかいい感じに」的な(本当はもう少し具体的ですが)指示で、OneDrive内の写真とかを勝手に選んでいい感じの資料を自動で作ってました。なにそれ怖い。出来上がった資料を見るに、私よりもよっぽどセンスあると思います。

Microsoft 365 Copilotについては、正式リリース後に誰かが記事にすると思います。私は他のブログ担当のためにネタを置いておきます。これぞ助け合い、チームワークです。ラーメンで手を打ってあげよう。決して資料作るのが面倒とかそんな理由ではあります。

ところで、今日の話題ですが、多分もう皆さんお気づきですね。そう、サブスクやChatGPTのお話ではなく、新しくPCを買うときに気をつけてほしいこととなります。そうです、ここまでが前置きです。

もう最近では、販売されているPCの殆どがWindows11になっていると思います。一部ビジネス向けはWindows10が選べたりするかもしれませんが、家電量販店等で販売されているものはWindows11だと思って間違いないと思います。
ビジネス向け」、実はこのワードがかなり重要になります。
Windows10や11のことをバージョンといいますが、実は同じWindows10やWindows11の中でも目的違いで複数のものが存在します。これをエディションと言います。

「エディション?なんだそれ?」と思われた方もいらっしゃるかと思いますが、簡単に言うと家庭向けかビジネス向けかと言う違いです。
Windows10の家庭向けとビジネス向け、Windows11の家庭向けとビジネス向けがあります。
量販店で販売されているものは、ほぼ家庭向けバージョンです。家庭向けバージョンでは基本的にWindows10はもう売っていません。つまり、今手に入るWindows10はビジネス向けと見て間違いないです。(長期在庫で抱えていた型落ち品等を除きます)

Windows10とWindows11では見た目からして違ってきますが、ではこの家庭向けとビジネス向けでは何が違うのか?
大きく分けて、セキュリティ関連の機能が違ってきます。
その違いを家庭向けと比較して、ビジネス向けでは何ができるのか?というところをご案内します。

  1. リモートデスクトップのホストになる機能(操作される側になる機能)。ゲスト(操作する側)は家庭向けでも可能
  2. グループポリシー(Windowsの細かい設定を色々変更できる機能)
  3. ドメイン(PCをサーバーと言われる親機で一元管理できる機能)参加機能。つまり家庭向けでは一元管理できない
  4. クライアントHyper-V(仮想的にPCの中で別のPCを動かす機能)
  5. ハードディスクの暗号化機能(ハードディスクを引っこ抜いて他のPCで見ようとしても見られないようにする機能)

その他でも細々と違ってきますが、大体このあたりの違いがあると覚えておいていただければ問題ないと思います。
「これだけ?」と思われた方もいるかも知れませんが、実はビジネスにおいて結構クリティカルな問題が出たりしちゃいます。
特に1.2.3あたりは、無いと困る機能だったり、使えると思ってたのにいざ導入しようとしたらできなかったなんてことになる、割と重要な機能です。
特にリモートワークしようとしたら、そもそも対応していなかったなんて話は結構聞きます。

あ、5については有効化していると故障時のデータ復旧がめちゃくちゃ難しくなるので、有効化する場合はバックアップをしっかりとお願いしますね。
逆に家庭向けでできるけど、ビジネス向けでできない機能はありません。
途中で家庭向けからビジネス向けへアップグレードすることも可能ですが、25,000円ぐらいかかるかな?(多分ドル払い。しかもカードで)
最初からビジネス向けを選んでいたら、10000円以下で済んだはずですので、個人的には最初からビジネス向けを選んでいる方が良いと思います。

とりあえず自分の使っているWindowsがどっちのエディションか知りたい方は、スタートメニューを右クリックで出てくるメニューの中の「システム」で出てくる画面の、「Windowsの仕様」から確認することができます。
これから買うPCがどちらかわからないという方は、購入前に一度ご相談ください。仕様表があればすぐに回答できると思います。

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