PCネットワークサポートブログ

2022.03.28

勝手に回転する画像

先日お客様からこんな質問を受けました。

 
「ホームページの写真を入れ替えるために、iPhoneで撮った写真をサーバーにアップしたら、写真が勝手に横向きになったんですが、これは何故ですか?」
 
前回、「その写真、ネットにアップして大丈夫?」のブログ記事でEXIF情報というものについて説明しました。(まだ読んでいないという方はこちらからどうぞ)
実はまさにそのEXIF情報がこの現象の犯人なのです。
 
普通縦長の写真をスマホで撮影しようとするとき、当然のようにスマホの画面は縦に構えて撮影しますよね?
ですがiPhoneで撮影した場合、スマホを横に構えた状態で撮影することが写真としては正常な向きであると設定されているらしく、
縦長の写真をとると90度回転させた写真だという風にEXIF情報が記録されているのです。
 
パソコンで写真を見ているときは、正しい向きで見えているじゃないか!と思われる方もいらっしゃるでしょうが、
写真を確認するために使用しているビューアーというツールがどちらに回転させて撮られた写真かというものを自動的に判別し、
気を利かせて勝手に正しい向きに修正してくれているので正常な向きに見えているだけなのです。
 
しかしながら、一般的なサーバーへ写真をアップするツールには、勝手に写真を回転してくれるような気の利いた機能はありませんので、
写真に記録されている正常な向きのままで写真はアップされ、結果として横に90度回転した写真が表示される、というわけです。
 
この状態を回避するには、携帯やPCの画像処理アプリで正しい向きに回転させた状態にしてファイルを保存し直すしかありません。
この時にEXIFを消去するように設定して保存し直せば、写真をどこでどのように撮影したかという情報も一緒に消えるので
仮に写真をダウンロードされたとしても個人情報が漏れることはなくなります。
 
同じような現象にお悩みの方は、一度ファイルを保存し直してからアップし直してみてください。

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